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ウェッブ翻訳への準備
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誰もが痛感している外国語ウェッブページの必要性
時間と費用をかけないためのテクニック
ウェッブサイトを翻訳すれば、サイトがさらに興味深いものになり、市場拡大へつながる可能性があります。しかし、ウェッブ翻訳は、ともすれば複雑なプロセスになりがちです。ウェッブサイトの内容やレイアウトは、ターゲット市場の実状に即したものでなければならないのはもちろんですが、重要な細部が見落とされてしまうことがよくあります。例えば、ある文化圏だけで通用する画像やアイコン、通貨、日付や単位の表記、キーワードなどです。
コンテンツをターゲット市場へ適応させる
ウェッブサイトの内容をターゲット市場へ適切に移植するには、現地に住む「言葉のプロ」に頼むか、そのような専門家に仕事を依頼する企業に頼ることになります。しかし、きちんとした仕事をする業者であれば、世界各地に在住する翻訳者が翻訳したものを、そのまま顧客に届けるなどということはしないで、出版業界で使われているのと同じ編集管理法を採用しているはずです。
準備:原稿が明確かつ簡潔に書かれていれば、翻訳プロセスの効率が上がります。
ウェッブページに宣伝コピーや洒落、歴史的あるいは文化的引用などがある場合、翻訳プロセスは難しくなり、料金も高くなります。
翻訳プロセスを円滑に進めるために覚えて頂きたいことは、用語の統一に注意するということです。例えば、「自動車」と「車」という単語を同じ意味に使う場合には、原稿の中ではどちらか一方を使うようにして下さい。用語を統一しないと、翻訳プロセスを遅らせることになりかねません。非常に専門性の高い用語の数は少なくし、分かりやすい専門用語を使うようにして下さい。
この点でも、きちんとした翻訳を仕上げる翻訳業者なら、そのような問題が起こらないようにする方法を心得ています。翻訳用テキスト・データベースを作成し、サイトの翻訳やアップデートの際に、以前の翻訳で使われた表現や確認済みの表現を、翻訳候補としてソフトウェアが翻訳者に示すようになっています。このようにすることで、翻訳者による翻訳のばらつきを防ぐことが出来るばかりか、翻訳コストを下げることも出来ます。データベースが大きくなるにつれ、すでに翻訳済みの用語や表現が増えるからです。
お客様の企業イメージを維持し、ウェッブ・コンテンツの質を高く保つためには、適切な翻訳プロセスが非常に重要になります。逆に言えば、ほんの些細な誤りが、企業イメージに重大な打撃を与えるというリスクもあるのです(昔輸出された日本製腕時計は、非常に紛らわしい説明書で悪名高いものでした)。ウェッブサイトを訪れた人は、そこで見たものであなたの企業を判断します。例えば、「当社は最高だサービスをご提供します」などと書かれていては、顧客の信頼を得るのは難しいでしょう。@
言語ごとに専用IPアドレスを使うべき?
サーチエンジンのデータを収集するロボットやウェッブ・クローラーは「差別主義者」のようなものだと言えます。あなたのサイトのページを読んで行き、認識でない言語のページにぶつかると、なじみ深い言語のページへ行ってしまいます。ですから、お客様のウェッブサイトへの訪問者数を増やすには、言語ごとにドメイン名を取得し、それぞれの言語で書かれたクローン・サイトをサービス・プロバイダーに作ってもらうことが、有効です。例えば、お客様の現在のサイトがsmith.comなら日本語サイト用にsmith-japan.com、ドイツ語サイト用にsmith-deutschland.com、スペイン語サイト用にsmith-espana.comというように、ドメイン名を登録することが出来ます。また、アジア言語での登録も可能です。
ひとつのIPアドレスのみを使うことを望む場合
すぐに翻訳を始められるサイトを作るには
サイト構成
ウェッブサイトを翻訳するためには、必要なだけサブディレクトリーを作り、サイトの再構築をしなければなりません。ウェッブサイトをローカライゼーション(他言語へ翻訳し書き替えること)する業者が、互換性についての知識や必要なツール(例:翻訳の両方の言語版のDreamWeaverと両方の言語版のOS)とを持っていることを確認して下さい。ローカライゼーションがスムーズに進むように、ページのレイアウトについて計画を練り、適切な構成になるようにして下さい。
プルダウン・メニューの多用は避けて下さい。
CGIスクリプトを使っている場合は、ローカライゼーションの際に問題になる場合がありますので、翻訳したサイトのアドレスに十分注意するようにして下さい。ページデザインをする時は、寸法、時間、通貨の異なる単位や表記法を使っているサイト訪問者がいることを、忘れないようにしてください。
コード
エンコードにより、ブラウザー(IE, NetscapeまたはCopernic)が言語を認識出来るようになり、自動的に適切な言語コード(ISOコード)を使い、ウェッブページを表示します。
ヨーロッパ言語の場合には、コードが問題になることは比較的少ないと言えます。
しかし、アジア言語の場合には、ユニコードや2バイト文字が必要になります。あまり使われない言語(例:サンスクリット語)の場合には、文字を表示するために画像が必要になります(インタラクティブ・サイトの場合にはイメージ・マップを使用)。
例えば、中国語への翻訳の場合、もっとも広く使われている簡体字で表示するには、エンコードはBig5ですが、日本語への翻訳の場合はShift-JISです。一般的に、2つの別のエンコードを使う場合には、検索ロボットがウェッブページをスキャンする際に混乱しないように、それぞれ別のIPアドレスを使うべきです。
ウェッブページの翻訳の際には、HTMLソースと翻訳すべきテキストが混在していると、翻訳者がどの部分を翻訳すればいいのか、分からなくなってしまうので、ソースとテキストはきちんと別にしなければなりません。そうしておけば、後の翻訳プロセスで多くの問題を防ぐことが出来ます。また、コード変換の誤りは、翻訳者がテキストの翻訳自体に集中することを妨げ、スペルチェッカーが正常に機能しない原因にもなります。
ダイナミックHTMLで書かれたウェッブサイトは、データベースを使っていることが多いのですが、その内容は常に変化し続けます。その場合、テキストをHTMLやExcelに変換して、翻訳者に渡すことも出来ます。しかし、ExcelやQuattro Proのようなスプレッドシート・ソフトウエアは、翻訳の際に非常に多くの問題を生じさせる原因になり、翻訳プロセスを遅らせることになりかねません。同様に、ASPフォーマットのファイルも翻訳処理が難しくなります。ASPファイルを使わなければならない場合には、そういった点を考慮して翻訳予算を立てて下さい。たいていの翻訳業者の場合、追加料金が必要になります。
忘れてならないのは、アラビア語やヘブライ語の場合、文章は右から左へ書くという点です(新しいバージョンのIEでは、自動的に正しく表示されます)。
グラフィック
ウェッブサイトに使われる画像ファイルは、専用ディレクトリにまとめて置くようにして下さい(サイト構造は出来るだけ明確で統一されたものにして下さい)。
文字が書かれている画像で、翻訳が必要なものは、はっきりと分かるようにしておいて下さい。また、ウェッブ・デザインの際には、表示される画像の横に、出来るだけテキストを置くようにして下さい。
画像ファイルの翻訳の場合、画像上に十分にスペースを残しておき、長いテキストを入れられるようにして下さい(特に、ドイツ語へ翻訳する場合大切なことです)。どれくらい余分なスペースが必要になるかは、翻訳言語により異なります。
文字を含むGIF画像やJPEG画像の翻訳はやっかいなものです。画像を書き替えなければなりませんし、時間がかかるばかりか、オリジナル画像よりも質が低下することがよくあります。翻訳業者にPSD、CorelDrawやIllustratorなどのファイル・フォーマットで送った方が、効率が非常によくなります。オリジナル画像ファイルは保管しておきます。
菫ファイル上で使われているフォント名のリストを翻訳業者に送るか、フォント自体を送って下さい。画像ファイルを書き替える際、オリジナル画像のデザインに合ったフォントを探すのは、非常に時間がかかります。
ちょっと複雑そうに聞こえますか?
ある意味で、確かにそうです。しかし、従来のメディアを使って世界中で広告キャンペーンを繰り広げる場合のコストと、ウェッブサイトの翻訳コストを比べれば、長期的に見て、ウェッブサイトの翻訳が最善の選択であることを、お分かり頂けると思います。